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美ヶ原高原の東側に位置する「美しの国」別荘地。豊かな大自然を伝えます。
ごんとうちゃんさんのレポート、第4弾をお届けします。


前のレポートで紹介したマミチャジナイの写真が不鮮明だったため、美しの国を探索して回りました。その過程で、気になった草花も含めて紹介します。
まず、エナガです。スズメ目エナガ科です。珍しくはないのですが、可愛いので掲載します。グランド下の白樺林に集団でいました。
人懐っこいのですが、動きが早くなかなかポーズを取ってくれません。
エナガ

次は、コシオガマです。探索で散策コースから資材置き場に降りてきたところに、ひっそり咲いていました。
初めカキドオシかと思いましたが、季節が違いますし、花の形も葉も違います。
コシオガマ

フユノハナワラビです。これを見たことがある人は多いかもしれません。私もよく見かけていましたが、名前まで調べようとは思っていませんでした。素敵な名前でした。
フユノハナワラビ

さて、追跡の努力が報われ、長和町との境の遊歩道最下部の林の中で見つけました。
面白いことに、スズメ目ツグミ科の仲間は、本当に仲良しらしく、マミチャジナイ、クロツグミ、アカハラが一緒にいました。
残念ながら、クロツグミだけ、特徴的な黄色いくちばしが写っていません。また、再探索です。
上から、マミチャジナイ、アカハラ、クロツグミです。
マミチャジナイ

アカハラ

クロツグミ


ごんとうちゃんさん、ありがとうございました。
「追跡の努力が報われ」とあっさり書いていらっしゃいますが、マミチャジナイやクロツグミに出会うのはそれほど簡単ではないはずです。しかもこの時期、まだ葉が沢山茂っていますから撮影するのにも相当な苦労があると思います。
執念に加え、幸運も味方してくれたのでしょうか。
今度はクロツグミの嘴を、楽しみにお待ちしています。

by pu-

[2019/09/30 22:50] | 未分類
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雲海2

雲海2

by大工

[2019/09/29 00:23] | 未分類
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しばらく留守にした帰宅したら、蕾だったサラシナショウマが咲いていました。今年はずいぶん遅いように思います。                                          
 サラシナショウマ

庭でマツムシソウを見たのは初めてです。植えたり種をまいたりしたわけではありません。
帰宅翌日、嬉しくて何度も見に行きました。
マツムシソウ
ところがその翌日、辺りの草が倒れて、この花は2輪とも消えていました。
柵の中なので鹿のはずはないと思いましたが、あとでよく調べると、近くのノリウツギやタラノメも食べられていました。

鹿
違うところに設置していたトレイルカメラに写っていた鹿。ここでは、ノバラやオオバギボウシを食べてしまいました。
脚が長いうえにこんなに首が伸ばせるのですから、柵はもっとしっかり考えて作らなくてはいけないようです。

ノコンギク食害
昨日あたりからは柵の外のノコンギクの花を食べ始めました。ノコンギクが食べられているのは他で見たことがありません。
我が家の天敵はこの1頭だけなのかもしれませんが、花好きなのでしょう。
マツムシソウはとても残念ですが、一日でも見られただけ、幸運だったと思うしかありません。

せせらぎコースの岩の上に、ツノハシバミの実の、皮だけ。
ツノハシバミ食痕

ツノハシバミ食痕2
以前このブログに書きましたが、私も食べましたので美味しさはよくわかります。
リスがこの岩に座り、器用に剥いて食べている様子が、目に浮かびました。

by pu-


[2019/09/26 21:54] | 未分類
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ごんとうちゃんさんが、とても貴重なレポートを送って下さいましたのでご紹介します。


美しの国別荘地もすっかり秋めいてきました。そろそろ暖房が欲しいです。
暇に任せて野鳥を追いかけていますが、秋の渡りの鳥達が南への移動にあたり、活発になり始めていますので、紹介します。
写真は全て超望遠で撮影しています。実際、観察するには、10〜50倍程度の双眼鏡等が必要です。

最初はオオルリです。スズメ目ヒタキ科です。背中だけ青いので、幼鳥かもしれません。
長和町の森林伐採地の辺縁に集団でいました。これから、南に旅立って行く準備中だと思います。
オオルリ

次はエゾビタキです。スズメ目ヒタキ科です。
旅鳥として、この時期日本を通過します。
ミズキの実を食べますので、ミズキの下で待っていると飛んできます。
エゾビタキ

次はコサメビタキだと思います。サメビタキかもしれません。スズメ目ヒタキ科です。
夏鳥ですが、エゾビタキと行動を共にしているようです。同じ場所にいます。
コサメビタキ

次はマミジロです。スズメ目ツグミ科です。
オスの幼鳥だと思いますが、成鳥のメスかもしれません。
成鳥のオスは全身黒く眉だけが太く白いです(まだ見たことありません)。
マミジロのマミは眉のことです。夏鳥です。
マミジロ

マミついでに、マミチャジナイです。眉が茶色のシナイ(ツグミの古名)だそうです。スズメ目ツグミ科です。
アカハラそっくりですが、目の上下に白い線が入っています。この時期立ち寄ってくれる旅鳥です。
焦点が合っていません。水神池下の未舗装道路の林でマミジロと共に見つけました。
マミチャジナイ

最後はヤブサメです。スズメ目ウグイス科です。我が家の林の中でひょっこり現れました。
小さい鳥で、ミソサザイと思っていましたが、画像を確認して、ヤブサメと判明しました。これも夏鳥です。
エゾムシクイ等のムシクイ科の鳥にそっくりです。
ヤブサメ


ごんとうちゃんさん、ありがとうございました。
エゾビタキやマミチャジナイなどは期間限定でなかなか見られませんし、ヤブサメは藪に隠れていてめったに姿を現してくれませんし、珍しい写真ばかりで驚いてしまいました。
先日コサメビタキを見ましたが、エゾビタキが近くにいた可能性もあるのですね。ミズキの下で待ってみようと思います。
まだ間に合えばよいのですが。

by pu-

[2019/09/24 21:06] | 未分類
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20190922雲海


美しの国の管理棟からの雲海

by 大工

[2019/09/22 13:40] | 未分類
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ごんとうちゃんさんが、今度は珍しい花についてのレポートを送って下さいましたので、ご紹介します。


今回は19・22街区(グラウンド、クラブハウス横)に咲いていて、珍しいと思った秋の草花を紹介します。

まず、オオヒナノウスツボです。遠くから見ると花の様子が分かりません。
18街区側の斜面に咲きますが、今年はこの一本しか確認できませんでした。
1オオヒナノウスツボ

ユウガギクだと思います。ノコンギク・シロヨメナに似ていますが、花が白く葉っぱの切れ込みが深く、より菊の葉に近いです。
グラウンド横の水路の斜面に咲いていました。
2ユウガギク

ツルニンジンです。クラブハウスから上に、グラウンド前のカーブの左側の壁の上に咲いていました。
3ツルニンジン

ヤクシソウです。数年前に雲渓荘横の斜面で見つけましたが、今年美しの国で初めて見ました。まだ満開には早かったです。クラブハウスから22街区へ入ったすぐの斜面に咲いていました。
4ヤクシソウ

ヤマハッカだと思います。シソ類は種類が多く、難しすぎます。
ヤクシソウの隣に咲いていました。
5ヤマハッカ

最後は、タムラソウですが、昨年は蕾が出来たものの、鹿かアナグマが食べてしまいました。今年は、葉だけ確認できま
した。クラブハウスからグラウンドの上りのガードレール脇に生えています。
6タムラソウ

下の写真は2年前のものです。アザミに似ていますが、葉に棘がなく、花の先端がカールしています。美しの国ではこの個体しか
見たことがないので、来年、芽が出たら、囲ってでも保護したいと思います。
7タムラソウ

8タムラソう

ごんとうちゃんさん、ありがとうございました。
オオヒナノウスツボは、渓流コースの元ワサビ園近くにあるのを、5年ほど前自然観察会で教えていただきました。
上の方にもあるのですね。地味で見つけにくい花なのに、よく見つけられましたね。
興味深いレポートを、またお待ちしています。

by pu-

[2019/09/16 22:57] | 未分類
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会員の「ごんとうちゃん」さんがとても面白いレポートを送って下さいましたので、ご紹介します。


今年、初めてアズマヒキガエルを意識して観察してみました。
美しの国では5月の初め頃から、あちこちの水辺の岩場の間から、重低音の鳴き声が聞こえます。
テニスコート脇の溝が産卵場所の一つです。
白っぽいのが雄で、黒っぽいのが雌です。
1

6月の上旬には、オタマジャクシになります。写真では少ないですが、実際は数え切れないくらいの多さです。
2.png

7月中旬には子ガエルへと変身、元気に育ってください。
3.png

8月下旬、散歩中に一匹の雄に出くわしました。逃げもせず、フリーズしていました。
触れるかもしれませんが、毒があるらしいので、そっと写真だけ撮ることにしました。
4.png

次に、今年気になった動物達の習性の一つに逆立ち行動があります。
そこで、美しの国で見つけた逆立ち名人を紹介します。

まずは、ゴジュウカラです。
樹木の表面を歩ける鳥はケラ類やキバシリが知られていますが、上から下に逆立ちで降りられる鳥はゴジュウカラだけです。
昨年は個体数が多かったのですが、今年は少なかったようです。
因みに、ゴジュウカラはコガラ・ヤマガラ等のシジュウカラ属とは別の、独立した属です。今年初めて知りました。
5_20190913222908f11.jpg

次は蝶です。名前はヒオドシチョウです。樹液を吸引する時、逆立ちになります。
我が家の白樺に止まっているのを見つけたのは、4月の下旬ですので、越冬した成虫だと思います。羽の色が少し褪せています。
この厳寒の地で越冬した蝶類を見つけると、どのように生き延びたのか、と、ある種の尊敬の念が湧きます。
6_20190913222911d1b.jpg

最後に、美しの国に秋を告げる、アキアカネです。
晴れて気温が上がった正午のアスファルト道路上で、尾を真上に上げている姿をよく見ます。
一説では、日光が当たる面積を減らして体温を下げる、ということらしいです。体温調節なら、日陰に入ればいいのでは?と思うのですが。そうしてくれたら、この時期、車で通る際、気を使わなくても済むのですが。

7_2019091322291121a.jpg


ごんとうちゃんさん、ありがとうございました。
ヒオドシチョウの逆立ちには全然気づきませんでした。そういえばアキアカネはよくこんな格好をしていますね。
ごんとうちゃんさんの、生物への愛情あふれたレポート、また拝見するのを楽しみにしています。

by pu-

[2019/09/13 22:23] | 未分類
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ノリウツギは花期の長い花です。
花期には花も飾り花も全部白ですが、盛りを過ぎて飾り花が下を向くころになると、白のままの木とピンクになる木とがあります。
ノリウツギ赤い飾り花
どこが違うのかわかりませんけれど、2度目の花が咲いたようです。

ウコギつぼみ
8街区の水路脇、面白い実が生っているなと近寄ってみると、花でした。
葉などはどう見てもヤマウコギなのですが、いくら調べても赤や紫の花が咲くという情報はありません。

ウコギ
これは何でしょうか?

上の2種の赤に関してはわかりませんが、この赤は草紅葉です。
タニソバ
タニソバ。
花の塊で直径5ミリほどですから、この写真で初めて、花の中に青っぽいものがあるのに気づきました。
雌蕊でしょうか。


愛犬が、いきなり側溝に駆け寄りました。覗いてみると・・・
側溝に

アナグマの子?
アナグマの子どものようです。隣の穴にも、もう1匹の顔が見えました。
犬もアナグマも、声も出さずにいつのまにか挨拶を済ませたようでした。

by pu-

[2019/09/07 23:21] | 未分類
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