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美ヶ原高原の東側に位置する「美しの国」別荘地。豊かな大自然を伝えます。
今日は上田市にレベル4の大雨警報や洪水注意報が出ていましたが、美しの国は穏やかに晴れていました。それなのにすべて解除されてから一時強い雨が降り、ここの別世界ぶりを改めて感じました。
ごんとうちゃんさんのレポートをご紹介します。


美しの国も初夏を迎え、圧倒的な緑に囲まれました。野草も次から次に開花し、新しい仲間やいつも通りの定番が咲き誇り始めています。
新しいスミレを見つけたついでにこの地で咲いているものをまとめました。タチツボスミレ、ツボスミレはもう既にブログで紹介されていますので、その他を紹介いたします。
一方、この緑は野鳥観察を絶望的にさせてしまいます。それでも比較的大型の野鳥はかろうじて見つけることができます。今回は山鳩を紹介いたします。

 まず、スミレです。スミレそのものです。この色こそスミレ色そのものです。葉が細長く、無茎(地面から直接に花の軸が立っている)、側弁有毛(両側花弁の内側にブラシのような毛がある)。
スミレ

サクラスミレです。道路脇にひときわ大きく目立って咲いています。日本のスミレで最大の花です。スミレの女王です。無茎、側弁有毛。花の先端に切れ込みがあり、桜の花びらに似ているのが由来とのこと。
サクラスミレ

チシオスミレです。サクラスミレの亜種だということですが、花の色は赤いです。葉の葉脈が赤いのが特徴です。道路より若干奥に咲いています。人によっては、血潮、という名はセンスが悪いらしいです。
チシオスミレ

 山鳩にはキジバトとアオバトがいます。今年は幸運にも2つとも撮れました。特にアオバトの目は白いアイリングに3色で、キレイなのに魅了されました。最初がキジバト(雌雄不明)、次がアオバトのオスです。
キジバト

アオバト

アオバトの眼
by ごんとうちゃん


アオバト、こんなに可愛い顔だったのですね。「オー、アオー」と鳴き声が不気味なので誤解していました。きれいな青い眼、イメージが変わりました。私も一度は会いたいものです。
すばらしい写真ですね。ありがとうございました。

by pu-

[2020/05/30 22:40] | 未分類
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すみれ
みえこ
すみれ、可愛いですよね。種を買ってみたけど、芽が出ず、どうしても欲しくて、道端から庭に移植しました。そうしたら物凄い勢いで種が落ちて、バンバン増えてしまいました。。繁殖力すごい。買った種は、’’スイートバイオレット’’。移植したのは、ドッグバイレット。同じやつかと思ったのに。。

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せせらぎの新緑
今、新緑が最高にきれいです。
木々を眺めながら歩きたいところですが足元にも次々に花が咲き始めていて、油断できません。
しかも、また初めての花々が見つかりました。

10街区のせせらぎコース、岸辺にアオチドリ(ラン科)。花が淡い緑色なのでアオとつくそうですが、これは紫褐色の個体です。
アオチドリ2
高さは25㎝ほど。大きいものは40㎝にもなるそうです。
アオチドリ

下は、花の長さが約3mm。とても小さく、我ながらよく見つけたものだと思います。
調べても名前が分からず、ごんとうちゃんさんにご尽力いただきました。難しいので写真もお願いしました。
ズダヤクシュ
ズダヤクシュ(ユキノシタ科)。亜高山帯や深山の林内に自生します。アオチドリ近くの岸辺と、上の林内に群生していました。
ズダとは信州で喘息を意味し、薬効があるからだそうです。
ズダヤクシュ2

ズダヤクシュ種
実もでき始めていました。舟型になり、雨粒が当たると種を弾き飛ばす仕組みだそうです。
こんなにクリアな写真を撮っていただいた、ごんとうちゃんさんに感謝です。

by pu-

[2020/05/25 23:19] | 未分類
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再びごんとうちゃんさんから、新しい花発見、とスミレの写真が送られてきました。
スミレは種類が多すぎ足を踏み入れては大変、と避けていたのですが、真っ白なスミレに興味をそそられました。
早速教わった場所に行ってみました。
シロバナエゾノタチツボスミレ
多分、シロバナエゾノタチツボスミレ。
5~6株は確認できましたが、よく探せばもっとありそうです。

シロバナエゾノタチツボスミレ2
すくっと直立する姿が、スミレにしては逞しい印象です。
クラブハウス入口のモニュメントがある斜面で、下の道から見えます。

コミヤマカタバミの咲いていた水神池の下には、他にもいろいろ咲いています。
ホソバノアマナは沢山の株がありました。
ホソバノアマナ
いつも見るせせらぎコースなどより、だいぶ早い開花です。

フウロケマン群生
多分、フウロケマン。水神池周辺にもありますが、斜面には群生しています。今まで何となくキケマンかミヤマキケマンと思っていましたが、茎が赤っぽいのでフウロケマンだと思います。中部地方から西の方で多い花だそうです。

フウロケマン
白い花は、黄色が濃くならないまま子房が大きくなって花びらを広げた、閉鎖花だそうです。蕾から直接実になります。

以前、美しの国には250~300種の花があると、詳しい方から伺ったことがあります。こうしてどんどん増えていくと絞り込むのが大変で、花図鑑が完成することはないような気がしてきました。
でもそれだけ自然が豊かということなのですから、嬉しいことです。

by pu-

[2020/05/23 00:34] | 未分類
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ごんとうちゃんさんから、見たことのない花発見!と写真が送られてきました。
コミヤマカタバミ1
コミヤマカタバミ(カタバミ科) 多くは亜高山帯の針葉樹林の木陰に咲くそうです。

私も初めてなので、翌日早速教えていただいたポイントに行ってみました。
コミヤマカタバミ2
この日はどんよりして今にも降りそうでしたから、花は一輪も開いていませんでした。残念・・・

その翌朝は晴天でした。今度こそ、と出かけましたら・・・
コミヤマカタバミ3
純白の花びらに赤紫のライン、惚れ惚れするような花を見ることができました。でも今度はなぜか、葉はたたまれていました。
夜は葉を閉じる、と書いたものも見ましたが、これは晴天の午前中です。

スミレとコミヤマカタバミ
スミレと並ぶと華やかさが加わります。

場所は水神池の下の斜面で、群生していますし道路からも見えます。今まで気づかなかったのが不思議です。
花期が短いのか、今年初めて出てきたのか、毎年鹿に食べられていたのか・・・いろいろ考えられますが、嬉しいことです。
花数の絞り込みに苦労しているのに、花図鑑に入れたい花がまた増えてしまいました。

by pu-

[2020/05/18 22:22] | 未分類
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ここでは数少ないヒガラが1羽、時々ベランダを訪れます。もうずっとひまわりの種を置いていないのに、何をしに来るのだろうと思っていました。先日消えた方向を探したら、屑籠の中にいて驚きました。
屑籠のヒガラ
散歩の後シャンプーシートで犬の体を拭き、ブラシについた毛も拭き取ってここに捨てます。ヒガラがつついていたのはこのシートでした。犬の毛を引っ張り出していたのです。巣作り中なのでしょう。よくこんなところを見つけたものです。
でも、愛犬はあまり毛が抜けません。外出自粛でトリミングも遅れてしまいましたから、伸びたしっぽの毛を切って置いて役立ててほしいと思うのですが、私には切らせてくれそうもありません。

ミズバショウ池
神社横に植えられたミズバショウ、鹿に食べられてしまったそうです。こんな池に作り替えられていました。

ミヤマハタザオ
ミヤマハタザオ。花弁が5mm位の小さな花です。

フデリンドウ33輪
上部の直径が5センチほどもある、大株のフデリンドウ。蕾も入れると33輪もついていました。

雨上がり
雨上がりの、荒れた雲海です。刻々と形を変えていく雲を見ていると、海辺で波を眺めているような気分にもなります。

by pu-

[2020/05/16 18:59] | 未分類
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美しの国に来荘される方は、丸子のツルヤさんに買い物に行く方も多くいらっしゃると思います。
そこには大きな木が数本あり、その巨木はアオサギの棲家になっていました。

少し前になりますが、ゴールデンウィーク前の4月25日(土)、ツルヤさんに買い物に行きました。
木の上の方には、アオサギが居るのが見え、目を凝らして見ると巣があるのが見えました。

01_シラサギ1

ぼけてますが、右下の方に雛の頭が、2羽?見えます。

この日、この巨木の伐採が始まっていました。
03_ツルヤ木

そして、次の週5月1日(金)に再びツルヤさんに行きましたら、あそこにあった数本の巨木は、きれいさっぱり、伐採されていました。

OMG!(Oh my GOD!)(;д;)

見通しはとても良くなってはいたのですが、、、

04_ツルヤ伐採後

05_ツルヤ伐採後2


06_切り株
切り株の一番太いところは1m60cmくらいありました。

そして、
07_切り株2
喫茶店の庭のテーブル、ベンチセットになっていました。

02_シラサギ2
焼き肉屋さんのところにある木は残っていたので、成鳥はこちらに移っていると思います。

しかしアオサギの雛は保護されたのか?
それがとても気になりますが、確認は出来ていません。
無事に保護されたことを願うばかりです!

by fhoo

#美しの国

[2020/05/14 22:27] | 未分類
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Re: 白鷺の巣
by fhoo
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
日本では、イギリスほど強制力はありませんね。
無事であることを願うのみです。


Re: シラサギですか?
by fhoo
たぬきおやじさま、
ご指摘ありがとうございます。
シラサギと思っておりましたが、調べたら「シラサギ」というのは居ないそうです。
「ダイサギ」と「コサギ」が白いので、一般的に「シラサギ」と呼ばれている、とのこと。
これは、「青鷺」ですね。訂正いたしました。
ありがとうございました。

アオサギの雛
pu-
私も気になって、伐採した小山さんに聞きました。雛はいなかったそうです。
日照の問題や、枝や雛が落ちてくることがあるので伐採したそうです。
なぜ高地に育つ木を植えたのかずっと不思議に思っていましたが、小山さんによればやはり気候が合わず育ち過ぎて脆くなっているとの事でした。

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一昨日の雨の後、急に緑が増えたような気はします。それでも1500m辺りではまだヤマザクラが咲いていて、緑もうっすらです。
ヤマザクラ

ですから、昨日2週間ぶりに下山しましたら、圧倒的な緑の豊かさに衝撃を受けました。
麓の新緑

例年ならこの時期、少なくとも3日に1度くらいは下りて新緑の変化を楽しんでいます。言ってみれば、今年は緑に対する免疫ができていないのでしょう。見たいのを我慢して一気に味わう、こんな楽しみ方も面白いと思いました。

ごんとうちゃんさん、ノビタキにはまだ会えないそうですが、美しいオオルリの写真を送って下さいました。
オオルリ3

オオルリ1

オオルリ2
オオルリの後ろ姿、これほどはっきり見たのは初めてです。きれいな青です。

遠くでしたが、数日前に私もオオルリを撮影しました。ずいぶんポッコリしたお腹に見えます。
オオルリ太目

by pu-

[2020/05/12 23:12] | 未分類
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ごんとうちゃんさんからの第3弾です。葉が茂る前に鳥を、と焦っていらっしゃる様子がひしひしと伝わってきます。私も同じですから。


本日、子供の日です。GWも終盤となり、美しの国も桜が咲き始め、カラマツをはじめ木々の葉も出始めました。山笑う、まではもうひと息ですが、葉が茂ると野鳥撮りには不都合な季節となります。ここ数日は、最後の撮れ高を目指して、朝夕散策しています。

22街区から見たクラブハウスのある西斜面です。カラマツがうっすらと色づいてきました。木々の緑色の中で、一番好きな色です。所々で桜が咲いています。
西斜面

これは22街区の花です。ムラサキケマン、キケマン(キンポウゲ目キケマン属)です。並んで咲いています。クラブハウス下、道路脇の湿地ですが、ここには割とたくさんの種類が咲きます。
ムラサキケマン

キケマン

野鳥の方ですが、前のレポートで撮り直すと言っていた、ジョウビタキです。パターゴルフ場で見つけました。
ジョウビタキ

今年、なかなか撮れなかったキビタキ です。去年、突如として美しの国で大発生しましたが、今年もたくさんいます。とてもいい声を聞かせてくれています。
キビタキ

次はメジロ(スズメ目メジロ科)です。ピーピーとうるさい一群が樹上で鳴いていたので、マヒワかと思ったのですが、カメラで覗くと目の周りが白く、メジロでした。去年、一度見ただけなので、夢中で写真を撮りましたが、動きの速いことエナガ以上でした。ちょっとピンボケですが、これが精一杯です。
メジロ

最後は、仲睦まじいのか、そっぽを向いているのか、ホオジロのペアです。 一応、オスの方が周りを警戒しているようなので、責任は果たしているようです。
ホオジロ

by ごんとうちゃん

メジロもジョウビタキも平地ではポピュラーですが、ここでは滅多に会えません。
メジロ、なんて可愛らしいのでしょう。ジョウビタキも、きれいですね。
私は、先週一度遭遇した、ノビタキの♂を探し歩いています。カメラを出す暇もありませんでした。
ごんとうちゃんさん、ぜひ見つけて撮影して下さい。

by pu-

[2020/05/06 21:55] | 未分類
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中止になりましたが、今日はハルザキヤマガラシの駆除をするはずでした。人間が活動を止めていても自然は待ってくれません。この間、資材置き場のほんの一部、駆除をしてきました。
ハルザキヤマガラシ
昨年はもっと大きくて花盛りでしたが、今年は少し遅いようです。

ハルザキヤマガラシ根
これは何年ものでしょう。30㎝近くの根で、抜くのに苦労しました。
主根のないものは、今年発生したものなのでしょうか。それはそれで細い根を広く無数に張っていて、簡単に抜けるわけではありません。揺らしながらやっと抜くと、顔に土が飛び散るほどでした。

抜いた時に土が広く露出すると、そこに新たな植物の種が入りやすくなります。その種は、生命力が強いセイヨウタンポポやハルザキヤマガラシの可能性が高いです。そうすると、駆除をしているのか、新たに外来種の繁茂する土壌を作ってしまっているのか、分からなくなってしまいます。

「霧ヶ峰高原における外来植物駆除の留意点」というレポートには、抜く・刈る・除草剤塗布・火入れ、という4つの方法が示されていますが、除草剤と火入れはひとまず置いて、今度は鎌による刈り取りを試してみたいと思います。
ごんとうちゃんさんによればごみステーションから上の道路際は抜きやすかったとのことですから、場所によるのかも知れません。
刈り取ると根は残るため枯れるまでに数年かかりますけれど、どちらにしても簡単には終われないでしょう。こつこつと続けていくしかないと思っています。

ヤマエンゴサク
きのこ園付近で見つけた、美しい色のヤマエンゴサク

フデリンドウ
フデリンドウ

コチャルメルソウ
コチャルメルソウ(ユキノシタ科)  
アンテナのような赤い部分が花弁です。後ろ側に反り気味なのは、少し遅いのでしょう。蕾が見たかったのですが見つかりませんでした。昆虫の触角のようで一風変わった、愛嬌のある花です。

by pu-

[2020/05/05 14:58] | 未分類
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今日は夏のようでした。
ごんとうちゃんさんからのレポート、第2弾をいただきましたのでご紹介します。


本日5月2日です。午後3時の1400m地点は26度です。
毎年、GW頃は30度くらいになりますが、これでも暑いです。
26度

野草の花が咲き始めていますが、今回はグランド横でキュウリグサ(ムラサキ科キュウリグサ属)、センボンヤリ(キク科センボンヤリ属)を見つけました。両者とも、通常より背丈が低いです。センボンヤリの春型の花を見るのは初めてです。
キュウリグサ

センボンヤリ

22街区のクリンソウ群生地の現在の様子です。葉は出始めました。花が咲いたら、報告いたします。多分キレイです。
その場所は湿地帯で、ネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)が咲いています。
22街区クリンソウ群生地

ネコノメソウ

さて、野鳥の方です。カラ類やミソサザイ、ホオジロ、キセキレイがよく鳴いています。しかしながら、声はすれども姿は見えず状態なのがウグイス、キビタキ です。まだ警戒しているのか、写真を撮るまでの距離を取らせてくれません。
そんな中、2年ぶりにモズ(スズメ目モズ科)のオスに出会いました。モズはメスの方が可愛いのですが、残念ながら側にいませんでした。
モズオス
by ごんとうちゃん


ありがとうございました。
私も、ここでセンボンヤリを見たことはありませんでした。あるのですね。
今年は4月の気温が意外に低くなり、植物の成長も足踏みしていたように思います。
ですから昨年より遅いものの、これから一気に開花してきそうです。

by pu-

[2020/05/02 22:31] | 未分類
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