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美ヶ原高原の東側に位置する「美しの国」別荘地。豊かな大自然を伝えます。
散歩の途中お会いした方と花談義をしていたところ、お庭のベニバナヤマシャクヤクを見せていただけることになりました。
このブログでも何度かご紹介した、希少な花です。
ベニバナヤマシャクヤク
それがこのお庭には沢山の株があり、4つも花が咲いていました。一部は頂いて植えたものですが、元々ここに自生していたそうです。木洩れ日程度の薄暗い中に、ぽっと光が灯ったように咲いていました。
毎年咲くとは限らない気難しい花ですし、咲いてもすぐに散ってしまいます。花期もまちまちなのに、たった数日のご滞在の間にご覧になれたなんて・・・私も嬉しくなりました。

ごんとうちゃんさんに、見晴らしコース(長和町有林側)のミヤマナルコユリを教えていただきました。
ミヤマナルコユリ
この間ご紹介したアマドコロに似ていますが、葉の形や花の並び方などが違います。

下からの写真は難しいのでごんとうちゃんさんにお願いしました。花の並び方がわかるように、とリクエストしたら早起きして撮って下さったそうです。
ミヤマナルコユリ2
アマドコロは茎に一列に花が並びますが、ミヤマナルコユリは葉の出ているところから左右に分かれて2つずつ、長さ2㎝ほどの花が下がっています。
この後、7街区でも花盛りの株を見つけました。

下の花は、我が家のベランダの下で見つけました。数年前から大きなチゴユリがあると思っていたのですが、この間初めて葉の下を覗いて花に気付きました。
ワニグチソウ
調べると、ワニグチソウでした。名前の由来は、花の上の大きな苞が寺社の軒下に下がっている鰐口に似ているからだそうです。あの鈴を潰したような形の、どこが似ているのか分かりませんけれど。

葉も花も、ミヤマナルコユリと似ています。
もう一株は花が少し開き、雌蕊が覗いていました。
ワニグチソウ開口
2株とも、ほとんど陽の射さない場所です。
花のない株も含め、最近このアマドコロ属がよく目につきます。
目が慣れて見つけやすくなったのかもしれませんが、木々が伸びて暗くなったのと関係があるような気もしています。

by pu-

[2020/06/26 00:19] | 未分類
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昨日は一日雨で寒い日でしたが、今日は涼しくたっぷり散歩ができました。
ごんとうちゃんさんからのレポートをご紹介します。


 賑やかな春の花のシーズンが終わり、今、この地は夏・秋の花に移行する狭間ですが、相変わらず山野草を探して歩いています。
それでも、今年は多くの新しい草花に出会えています。
既にブログで紹介されたもの以外の、特に地味な草花の6月分を紹介したいと思います。

 最初はカタバミ(カタバミ科)です。なんだカタバミかとお思いでしょうが、この地のカタバミは街で普通に咲いているものと趣きが違います。花が小さく、茎の途中から咲いています。武石の畑で撮ったものと比べてください。
上の写真が畑、真ん中が美しの国です。新種か、と思ってしまいます。残念ながら、拡大した花(下の写真)はカタバミそのものでした。
下のカタバミ

カタバミ

カタバミアップ

 次はサルマメ(サルトリイバラ科)です。長和町側の遊歩道でノイバラの花の香りに浸っていると、いつもは気にならない植物に実がついているのを見つけました。
葉の形とトゲの存在でサルトリイバラと同定し納得していましたが、サルマメとのブログを見つけ、サルトリイバラに似た植物、で検索し直すと確かにサルマメでした。実があるということは花が咲いたはずですが。 来年探してみます。
サルマメ

最後はフクオウソウ(キク科)です。三重県の福王山で見つけられたので福王草という名前です。これ自体は既に去年見つけていたのですが、名前が分かったのが、1週間前です。fhooさんと同じく、植物の同定には悪戦苦闘しています。
紹介は葉っぱだけですが、今年は大群落を形成していることと、しかも長和町、国有林両方の遊歩道際の2カ所で見つけました。
花期は9月で、ほとんどこの地の花々の終盤です。花は地味な草花で紹介していますので、本当に地味です。咲けば、また紹介したいと思います。
フクオウソウ1

フクオウソウ2

終わりに、この季節に来荘される方に一つご注意です。
キセキレイが道路で遊んでいます。割と保護色ですし、車を怖がりません。むしろ、車の前をからかう様に飛びます。
たまに轢かれてしまったものに出くわします。急ブレーキはもっての外ですので、くれぐれもご注意ください。

(この鳥にご用心)
キセキレイ

by ごんとうちゃん


カタバミは不思議ですね。大きさだけでなく花の付く位置まで違うなんて。他にも、こんな風に違いのある花があるかもしれませんね。
秋のフクオウソウの花と来年のサルマメの花、楽しみです。

by pu-

[2020/06/23 23:17] | 未分類
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庭に居たらガサガサっと音がしたので、見るとトカゲが居ました。
ヘビだとなんか怖いですが、トカゲなら手では触れませんが、見るのは怖くありません。(^∇^)

1匹かと思ったら、2匹居ました。
1匹は全体が茶色、1匹は尻尾がきれいなメタリックブルーです。
写真では全体が写っていませんが、写真よりかなりきれいなブルーでした。
トカゲ1

トカゲ2

こういう時は、たいていきれいな方がオスで、地味な方がメスかなぁ~
と思って調べてみたら、幼体の時は尻尾がブルーで成体になると、茶色になるとありました。

という事は、親子?エサの取り方教えてるとか?
トカゲって子育てするの???想像がつきませんw( ̄o ̄)w

自然界は未知なことがいっぱいです!

by fhoo

#美しの国

[2020/06/23 22:07] | 未分類
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多分鹿による、食害が目立つようになりました。花を楽しみに待っていた草が食べられた時のショックは大きいです。
オシダやウリハダカエデやクマザサでお腹をいっぱいにしてくれれば良いのに、と思います。
シナノキ食害
これはシナの木で、道路際から首を上げたそのままの姿勢で葉を食べていることがわかります。同じくらいの高さにあるツツジの被害も多く見られます。
でも不思議なことに、鹿を見ることはほとんどありません。時々、さっきまでここにいたとわかる獣臭さを感じるだけです。

ごんとうちゃんさんから、ヒメハギの写真を頂きました。場所を教わり早速行きましたが、天候のせいかぎりぎり花の終わる時期だったのか、何度通っても花には会えませんでした。
ヒメハギ
この美しい花も、もう種になってしまいました。来年を楽しみに待ちます。

下の2種は、雨滴散布をする植物です。雨が入れ物に溜まり、あふれる時に種も流れ出ます。
ネコノメソウ種
ネコノメソウ

フデリンドウ種
白い花?と思ったらフデリンドウの実でした。
晴れているのに開いているのは、雨水が溜まっているからでしょうか。もう数滴の雨で流れそうです。

フデリンドウ種2
すっかり流れ落ちた実もありました。
何度見ても、自然のサイクルをうまく生命の繋がりに利用していることに感動してしまいます。

by pu-

[2020/06/21 23:06] | 未分類
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元々、花の写真をそんなに撮るわけではありませんでしたが、美しの国に来て、ブログを担当するようになると、周りにある花や木々、鳥、動物、虫などに自然と目が行きます。
鳥や動物はじっとしていてくれないので、花の写真をよく撮るようになりました。
花の名前はあまり知りませんので、検索アプリで調べますが、なかなかヒットしないこともよくあります。
pu-さんや、ごんとうちゃんさんのブログで名前が解ったりと、お二人のブログは参考になります。
見る花がこの山に多くあるのか、どうかなどは少しずつ理解しようと思います。

庭で見つけたスノーフレーク。
01_スノーフレーク1

02_スノーフレーク2

03_スノーフレーク3
これは調べてみたら、球根とのこと。
自分では植えていないので、どこからきたのかなぁ?

検索したらホワイトヘレボレンと出ましたが、
04_ホワイトヘレボリン1

05_ホワイトヘレボリン2
これは昨日のpu-さんのブログにあったギンランのようですね。
今まではあまり見かけなかったので、鳥や風でこのあたりに運ばれてきたのでしょうか。


こちらは、小さくて可愛らしい花ですが、名前は解りませんでした。
(追記:名前 舞鶴草マイヅルソウ  Kさん、pu-さんありがとうございます)
06_花不明1

07_花不明2


こちらも名前は解りませんでした。
(追記:名前 マムシグサ pu-さん ありがとうございます)
08_花不明3

09_花不明4
茎のところは笹のような感じでした。
面白い花(?)だなと思って、載せました。

最後はイモムシです。ヽ(´∀`)ノ
10_イモムシ白黒
この、白黒のイモムシはいつも同じ辺りで見かけます。

美しの国も梅雨に入りました。
沢山雨が降ると、去年台風で崩れたところが心配になりますので、あまり激しく降らないことを願います。

by fhoo

追記
pu-さん、コメントにて花の名前教えてくださり、ありがとうございます。
そして、道で会ったKさんも教えてくださいました。
ありがとうございます。

[2020/06/14 14:45] | 未分類
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pu-
小さくて可愛い花はマイヅルソウ、緑は多分マムシグサです。
このブログ内で検索していただけると、それぞれの実もご覧いただけます。

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夕べから猛烈な雨で、豪雨警報や土砂災害警戒情報のレベル3が出ました。
雨上がりの山
しばらくぐずついていましたが、夕方になると山が見え始めました。

以前Dear Friendsの外来種問題で取り上げたコウリンタンポポ、黄色が咲いているとごんとうちゃんさんから写真が送られてきました。
キバナノコウリンタンポポ
グラウンドの近くに、キバナノコウリンタンポポ。武石の下の方ではオレンジとこの黄色が混じって咲いていて、きれいでした。

やはり外来種問題で取り上げたアイイロニワゼキショウが、もっと低い所で咲いています。
アイイロニワゼキショウとマダラヒメバチ
小さくてスマートな蜂が、長い管で蜜を吸っていました。多分マダラヒメバチで、管は口吻というそうです。こんなに長くては飛ぶとき邪魔ではないかと思いましたが、吸蜜する時に伸びるものらしいです。

オランダミミナグサ
この花は、ミミナグサということしか分かりません。
花弁より萼片が短いのは帰化植物のオランダミミナグサ、花茎が長く紫色なのは在来種のミミナグサ、と特徴が混在しています。
一番近いのは亜高山から高山に育つ絶滅危惧種のタカネミミナグサなのですが、確かめに行こうにも場所を忘れてしまいました。

今年はギンランがとても多いです。それも高さ5~6㎝の、赤ちゃんのように小さなものが目立ちます。明るさを好むからか、管理事務所が伐採した所に増えているような気がします。
ギンラン
これは普通サイズで15㎝ほど。小さくてもランの優雅さをしっかり備えています。

ランといえば、また初めてのランをせせらぎコースで見つけました。
コケイラン
低山から亜高山までの湿った林内に育つ、コケイランです。これは葉が1枚もなく、まっすぐ立っていました。

コケイランアップ
中央の唇弁の先がフリルのようで赤紫のドットが可愛らしい、おしゃれな花です。

by pu-

[2020/06/13 00:02] | 未分類
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ミヤマザクラやウワミズザクラ、ズミなど、木の白い花々はあっという間に終わりました。
鳥も声を楽しむだけと割り切り、足元の小さな花を追いかけています。あの花はもう咲いたかな?とあちこち訪れるといつの間にか長距離を歩いていて、この時期は疲れます。

今一番多く見られるのが、ベニバナイチヤクソウです。群生地が多いので、これからまだ増えていくでしょう。
これは上下の赤のグラデーションが、特に美しい個体でした。
ベニバナイチヤクソウ
本州は中部以北の亜高山から高山に自生します。周囲にある樹木の菌から栄養を得ているため、環境が変わると生きられないことがあるそうです。

ラショウモンカズラ
ラショウモンカズラ 11街区の湿地で。

ウマノアシガタ
ウマノアシガタ 上下テニスコート間の草地に咲き始めました。ぴかぴか光る花びらは、プラスティックでできているかのようです。

ツマトリソウ
ツマトリソウ 9街区のここにだけ、群生しています。

チゴユリ
チゴユリ  ベニバナイチヤクソウと同じくらい多く見られる花です。
花言葉は「恥ずかしがりや」というだけあり、普通はこんな風に薄暗い所でうつむいてひっそりと咲いています。

ところが、思い切り上を向いて全開、性格が変わったような個体を見つけました
上を向くチゴユリ
どちらも魅力的です。

by pu-

[2020/06/08 11:14] | 未分類
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今日は、下山したら32度でした。多分、美しの国もそれなりに暑かったことでしょう。
ごんとうちゃんさんから、まさに旬のレポートを頂きました。

柳絮(りゅうじょ)というのだそうです。美しの国じゅうに綿毛が飛んでいます。シロヤナギだと思います(ヤナギの分類も難しい)が、たくさん生えている事が実感できます。
さて5月2日のブログで紹介した22街区のクリンソウ群生地です。見頃を迎えています。まだまだ、これから満開だと思います。
タイミングが良ければ、反対の谷側のカラマツのてっぺんでオオルリがさえずっているかもしれません。
クリンソウ

コンロンソウの群生をクラブハウスのワサビ畑上部と外周道路の接合部の沢で見つけました。沢沿いは花の観察にとって重要です。
コンロンソウ

オオヤマフスマとヒメスイバの混生です。テニスコート上の周回道路の土手に一番たくさん咲いていると思います。今年は何故か、オオヤマフスマが少ないような気がします。
オオヤマフスマとヒメスイバ

フタリシズカの群生です。水神池下の未舗装路です。この写真は去年のものです。後10日ほどでこのようになるはずです。これ以上かもしれません。年々数が増えて、至る所でそれこそクラスターができつつあります。
フタリシズカ

この時期、花の開花と共に活動するのが昆虫類です。特に蝶は植物と違って同定には苦労しません。よって、私のような素人でも観察に適しています。気の早いアサギマダラを横目に、ウスバシロチョウ(チョウ目アゲハチョウ科)を追いかけていますが、なかなか止まってくれません。やっとこさで撮れたので、うれしくて掲載します。本当は光に透かされた羽を撮りたいのですが、課題として残りました。
ウスバシロチョウ

野鳥については比較的大型の鳥しか追えない時期です。春先から、長和町側ではカッコウ・ツツドリ が、国有林側ではホトトギスが
鳴いています。3種とも追いかけていますが、ツツドリ ・ホトトギスはいまだ姿すら見ていません。多分鳴いているところを確認しない限り同定できないと思います。今回は、カッコウ(カッコウ目カッコウ科)のみです。最初がオス、次がメスです。メスの方が優しい目をしていますが、メスがいるということは、やはり托卵しているので自由なのでしょうか。
カッコウ♂

カッコウ♀

by ごんとうちゃん

クリンソウの群生、すごいですね。我が家からは遠くてあまり散歩しない所ですから、ごんとうちゃんさんが特派員のように網羅して下さるのでありがたいです。
カッコウのオス、鳴く時の独特の姿勢ですね。先日遠くで鳴いているのを双眼鏡で見ましたが、この姿勢は確認できませんでした。ありがとうございました。ツツドリとホトトギスも期待しています。

by pu-

[2020/06/05 22:09] | 未分類
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美しの国の新しい看板が設置されました。
デザインは以前と同じですね。(^∇^)
基礎部分はコンクリートで補強されていました。
02_看板2

01_看板

道の駅マルメロ、去年から工事していましたが、いよいよオープンするようです。
07_道の駅1

08_道の駅2

09_道の駅3

6月13日土曜日オープンです。
来荘されて、マルメロ道の駅を利用する方もいらっしゃると思います。
長和町の物産品も販売すると聞きました。
どんな道の駅になるのか、楽しみです。ヽ(´∀`)ノ

10_道の駅4
足湯の施設も出来ましたが、こちらはどうなんでしょうね?
コロナウィルスの影響で、すぐにはオープンできないのでは?

夏ゼミ
03_セミぬけがら
抜け殻を見つけました。気が付けば、2,3日前からでしょうか、盛んに泣き始めています。

先日、ごんとうちゃんさんがスミレの写真をアップしていましたね。
スミレは種類が多くて、名前を知らないのですが、もう一つアップしますね。
以前にもアップされているかもしれません。
04_スミレ1

05_スミレ2
このスミレは小さくて、花の大きさ、横が1センチ前後です。
すごくかわいいスミレです。白と紫のコントラストがとてもきれいで、この辺りで見るスミレの中で一番好きです。

昨日のpu-さんのブログにあった、アマドコロ、家の庭にも咲いてますよ。
花の名前を知らなかったので、名前が解ってよかったです。\(^o^)/

そして、庭の十二単が咲いています。
06_十二単

今の時期は、木々や花々のパワーを感じられる、いい季節です。

by fhoo

#美しの国

[2020/06/03 11:27] | 未分類
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新緑遠景
パターゴルフ場方面の新緑です。

ウワミズザクラ
昨年花も実も寂しかったウワミズザクラ。今年はどの木も花がぎっしりで、芳香を振りまいています。

ズミは休む年がなく、毎年全力で咲きます。木の下に入ってこんな眺めを楽しみます。
ズミ

レンゲツツジやヤマツツジも咲き始めました。ズミとの共演です。
ズミとレンゲツツジ

スズラン
4街区の道路脇のスズラン。昔は沢山咲いていたそうですが、今はほとんど見ません。木が伸び陽当たりが悪くなって消えていったのだと思います。

ごんとうちゃんさんが、アマドコロの写真を送って下さいました。スズランの下の方です。
アマドコロ

鹿避けの柵で囲ったお宅に自生しているのを見ただけですから、こんな道路脇に沢山あるのに、驚きました。
アマドコロアップ
すてきな花です。
この後、10街区や13街区でも見つけました。ただ、今のところ花が見られるのはここだけです。
地下茎で増えるので群生していて、目立ちます。気が付かないはずはありませんから、なぜ今年になって突然現れたのかが謎です。鹿に食べられていたのかも知れません。見つからないよう、願うばかりです。

by pu-

[2020/06/02 23:34] | 未分類
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