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美ヶ原高原の東側に位置する「美しの国」別荘地。豊かな大自然を伝えます。
頂上公園から見る蓼科・八ヶ岳が、くっきりとしてきました。澄んだ秋の空気を感じます。
八ヶ岳

せせらぎの水がこんなに少ないのを、初めて見た気がします。
水不足
下に行くほどちょろちょとしか流れていません。庭の草花も何となく元気がないようです。

ヨツバヒヨドリは終わりかけながらまだ咲いているので、アサギマダラは結構います。水を求めてきたのか、沢の中で休んでいました。
せせらぎのアサギマダラ

暑さのせいでしょうか。レタスが美味しくありません。
レタス
ツルヤのレタス、産地は気にしていませんでしたがいつも甘くて美味しいレタスでした。ところがこれは、中まで緑の硬い葉っぱばかりで、芯の辺りのほんの少ししかサラダにできません。売り場のどれも似たようなばさばさしたものばかりでしたから、この1個に限ったわけではないと思います。早く美味しいレタスが食べたいです。
これ、もったいないので炒め物にでもしようかと思いますが・・・あまり期待はできません。

シャボン玉
散歩していたら、透明感のある信じられないほど美しい青に遭遇しました。何の花?と驚いて近寄ってみたら、シャボン玉でした。
この1時間ほど前、ベランダでシャボン玉を楽しんだのが飛んできたようです。数10メートル離れた所で、しかもこれほど時間が経っても消えないでいることに、改めて驚きました。
ちなみに曇り空でしたから、この美しい青は空が写っているわけではありません。

by pu-

[2023/08/31 22:17] | 未分類
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ABさんから、秋らしい絵を送っていただきました。眺めていると、爽やかな風が吹いてくるようです。

ノコンギクTxt

                                     ツリフネソウ&ツリガネニンジン

 アシグロツユムシtxt

by AB

[2023/08/27 21:22] | 未分類
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今日、上田市街は35℃でした。できるだけ暑さから逃れようと山を下りるのは最小限にしているので、どうしてもあちこちに寄ることになります。それでも早く帰りたくて、細々とした用事はまた次回にということになります。一目散に帰った山は23℃でした。
ごんとうちゃんさんのレポートをご紹介します。


「 道端の小さな草 」

 本日、8月24日です。まだまだ暑いですが、植物は確実に秋に近づき、次々と咲いてきました。また、早くも白樺が落葉し始めました。
 道端のコケオトギリも沢山花をつけていますが、付近に生えている小さい草が長年気になっていました。今回調べた結果をまとめました。

 最初は、ヤハズソウ(マメ科)です。紅葉してきたコケオトギリ の右側の3出複葉のものです。下の写真が花です。マメ科の花の形です。
ヤハズソウ

ヤハズソウ花

 次は、コニシキソウ(トウザイグサ科)です。コケオトギリの右側に広がっています。北米からの外来種です。牧野博士が名付けました。葉は対生、葉の中央に茶色の斑が現れます。地面を這う雑草そのものです。花が葉腋にありますが地味すぎて、拡大していません。
コニシキソウ

 次は、ヒメミカンソウ(コミカンソウ科)です。コケオトギリの上下に生えています。葉は互生、花は極小さくて見えませんが、蜜柑の名前のような蒴果ができています(下の写真)。
ヒメミカンソウ

ヒメミカンソウ実

ここで、最初に戻って、ヤハズソウについてもう少し詳しく説明します。和名を矢筈草と書きます。矢筈とは弓矢で弦に矢をつがえる時の矢の凹み、転じて、掛け軸の紐を引っ掛ける道具のことをいいます。
 写真は、葉を引きちぎったところですが、葉脈に沿ったちぎれ方がVの字状で、矢筈の切れ込みに似ていることが由来です。
ヤハズソウ2

 ついでに、矢筈の名を持ったヤハズエンドウ(一般名はカラスノエンドウ マメ科)も紹介します。花の季節は春で写真は6月初旬のものです。花の真横の葉の先端が凹んでいるのがわかると思います。
ヤハズエンドウ

 以上です。いわゆる雑草でも、ちゃんと名前がありますが、同定するのが難しいです。今回は試しにグーグルレンズを使いました。ある程度目星をつけるにはすごく有用です。

by ごんとうちゃん


昔の自然観察会で、同じようにヤハズソウの葉をちぎって名前を教えていただいたのを思い出しました。もうすっかり忘れていましたが、一生懸命に植物のことを知ろうとしていたあの頃が懐かしくなりました。
by pu-

[2023/08/25 22:10] | 未分類
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お盆休みで来荘していた方々の多くが帰られたようです。帰宅した方から、あまりの暑さにUターンしたいというメールが寄せられました。
ごんとうちゃんさんから、レポートを頂きました。

「 イラクサ科 」

 本日、8月19日です。台風一過、盆過ぎだというのに、真夏以上の暑さです。散歩はせせらぎコースの木陰のみ快適です。
 その水路沿いに、様子の違うアカソ(イラクサ科)が並んでいました。写真の左側がクサコアカソで、右側がアカソです。
クサコアカソとアカソ

 接写した葉です。上の写真がクサコアカソ、下がアカソです。アカソの葉の方が切れ込みが大きく、明らかに違う種類だということが分かります。
クサコアカソ葉

アカソ葉

 少し離れたところに、アカソとカメバヒキオコシが並んで生えていました。アカソはイラクサ科で、カメバヒキオコシはシソ科です。右側がカメバヒキオコシです。花が全く違います。
アカソとカメバヒキオコシ

 カメバヒキオコシの花については過去のブログを参照してください。接写した葉の写真を掲載します。亀の尻尾にそっくりです。
カメバヒキオコシ葉

 最後に訂正です。3年前、2020年8月21日の記事の中でイラクサ科のミヤマイラクサを紹介しました。今年も4街区の沢沿いに沢山現れたのですが、よくよく調べるとミヤマイラクサではなくムカゴイラクサだということが分かりました。
 ミヤマイラクサの葉の鋸歯は大きくて粗く、再掲した写真の葉の鋸歯は細かいです。誤った原因はムカゴイラクサなのにムカゴが確認できなかったためです。ちなみにミヤマイラクサはまだ見つかっていません。
ムカゴイラクサ

 以上です。我が家にも毎年アカソらしきものが生えてきて、ずっとアカソだと思っていました。理由は花が赤いからです。今回調べて、クサコアカソだったと分かりました。写真からも分かるように、クサコアカソの方が赤く、アカソはそんなに赤くありません。植物分類においても先入観は危険です。

by ごんとうちゃん


ありがとうございました。
渓流コースのイラクサがミヤマイラクサではないでしょうか。
下は昨年6月28日に書いたブログです。
イラクサかミヤマイラクサ
この時は蕾でしたが、イラクサの花期は9〜10月なので6月では合いません。
またギ酸を出すのはイラクサだけと思ったのですが、ミヤマイラクサも出すことが分かりました。
私も、ここで訂正させていただきます。

by pu-

[2023/08/20 22:58] | 未分類
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ここ数日、コロナ禍以前にも増す多くの来荘者で賑わっています。
今日は総会、昨日は自然観察会でした。
自然観察会は総勢29名と多くの方に参加していただきました。クラブハウスから、22街区の周りを巡るルートでした。
講師のごんとうちゃんさんのお話は分かりやすく楽しくて、草本だけで50種を超えるのに関わらずあっという間に終わってしまった印象です。これに木本が加わったのですから、更に盛り沢山な内容でした。
自然観察会
タケニグサの萼片を外して花糸を出すのには、大人も夢中になりました。


今、フシグロセンノウが見頃です。
数年前はフシグロセンノウといえば、暗い林間で5㎝位の花が頭頂に1輪、ぽっと咲いているというイメージでした。それが昨年あたりから少し派手なイメージに変わってきました。
フシグロセンノウ
今年のフシグロセンノウは、4㎝ほどの小さな花が一度に沢山咲いているのをよく目にします。株自体も増えているようで、華やかな印象です。

少し前、聞いたことのない複雑で美しいさえずりが3日ほど続けて聞こえました。慌てて外に出ましたが鳥の姿は見えません。それから間もなく、少し大きめの鳥が遠くに止まり、セキレイのように尾をぴょこぴょこさせるのが見えました。
ビンズイ
双眼鏡で確認すると、ビンズイでした。こんなボケた写真しか撮れなかったのでそれから毎日気にしているのですけれど、もう10日以上さえずりも聞こえません。
2019年10月22日のごんとうちゃんさんのブログによれば水神池周辺でよく見るということです。今も居るということは繁殖しているのだと思いますから、また近くに来てほしいものです。

by pu-


[2023/08/13 23:12] | 未分類
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数日前の雲海です。
雲海

同じ日の夕方にはダイナミックなトワイライト。
トワイライト

多分テンだと思います。暗号?
暗号?

タカネナデシコのようです。9街区で、やっと見つけました。苞はエゾノカワラナデシコと同じく2対、エゾノカワラナデシコよりも花弁の切込みが深く、花弁の元の部分が細いという違いがあります。亜高山帯から高山帯で見られる花です。
タカネナデシコ

1週間ほど前にABさんから、渓流コースのヤブレガサが咲き始めたという情報を頂きました。今日見に行ってみましたら10株以上でまだ蕾の、こんな状態でした。
ヤブレガサ
一つの蕾のように見えるのは7~13個の小花の集まりです。今は開花しているものでも2~3個で、そのまた小花が2~3個という段階です。全部が開花したところは見たことがなくぜひ見たいのですが、いつ頃になるのか見当がつきません。運よく撮影できたらまたご覧いただきます。

by pu-

[2023/08/11 22:04] | 未分類
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昨日・今日と、陽の出る時間は少ないものの涼しくて散歩も快適です。スズメバチとブユも一段落したのか寄ってこなくなりました。もしかしたら、各種虫除けスプレーを止めてハッカ油をべたべたつけるようになったのが効いているのかもしれません。
さて、ごんとうちゃんさんのレポートをご紹介します。

「 少々珍しい花と蝶 」

 本日8月8日です。台風によるフェーン現象でしょうか。昼間は暑くて、夕方は夕立で、午前だけの散歩です。しかも観察のため、ゆっくり歩きなので、運動にはなりません。そんな散策ですが、ちょっと珍しいものを見つけましたので紹介します。

 まず、白いカワラナデシコです。水神池下の水路斜面です。ピンクの花に囲まれていると、非常に目立ちます。アルビノについてはニガナやホタルブクロが紹介されていますが、カワラナデシコは初めて見ました。
白いカワラナデシコ

 次からは、蝶です。スミナガシ( タテハチョウ)です。水神池の下で白黒模様の蝶が低空で飛んでいました。ヤマブドウの葉にとまったり、地面に降り立ったり、忙しそうでしたが、意外と人を警戒せず、じっくり撮影させてくれました。翅の表は、緑色がキレイです。墨を流した、より、緑の絵具を流した、ようです。またよく見ると、ストローの口だけ赤いです。
 ただ、スミナガシの幼虫の食草はアワブキという樹木の葉ですが、美しの国では見つけておらず、どこで孵化した個体なのか、が不思議です。アワブキ探しも課題となりました。
スミナガシ

スミナガシ2

 次は茂沢林道入口付近で見つけたゴイシシジミ(シジミチョウ)です。普通のヤマトシジミの飛び方よりゆったりしていて、観ていると、ササの葉にとまりました。翅は開いてくれませんが、名前の通り、碁石を並べたような模様です。
ゴイシシジミ
 
 さらに、飛び立つと、ササの裏側にとまりました。少々気持ち悪いですが、とまった裏側にはびっしりとアブラムシがいます。葉の上には蟻がいます。
 ここからは調べた情報です。ゴイシシジミは、あえてアブラムシがいるササの裏側に産卵します。幼虫はこのアブラムシを食べて成長します。ゴイシシジミの幼虫はすべての蝶の中で、唯一、完全肉食です。また、成虫もアブラムシが分泌する蜜を吸って生きています。蟻はこの行動は邪魔しないようです。写真の個体はストロー状の口を伸ばしていますので、産卵ではなく、蜜を吸っている、と思われます。

ゴイシシジミ2

 さて、上の写真でササの茎にトゲがある何かが写っています。
一見すると虫のようですが、肩毛(けんもう)と呼ばれる、葉の付け根に現れる葉の一部です。ここでさらなる疑問です。美しの国に生えているササの種類は何なのか。 
 私はササというものは、全部クマザサだとずっと思っていました。クマザサの葉の裏側には毛がないとのことですが、この地のササの葉の裏側にはびっしりと軟毛が密生しています。また、写真のような肩毛があるものとないものが混在しています。シナノザサ(クマイザサ)です。ただ、葉が5枚から7枚が多く、9枚のものはまれです。

by ごんとうちゃん


アワブキ、私も道沿いでは見たことがないと思いますが、林の中にはあるのでしょうね。
それにしても蝶から食草に行ったり笹に行ったり、ごんとうちゃんさんの好奇心は限りなく広がっていくようです。

12日の自然観察会、ごんとうちゃんさんが講師を務めて下さいます。この調子で興味深いお話が聞けることでしょう。
多くの方にご参加いただければと思います。
by pu-

[2023/08/08 18:12] | 未分類
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今年は、多くの開花が例年より半月以上早いようです。花期も短く、移り変わりが早いような気もしています。
下は我が家の玄関前の花。クガイソウ・コオニユリ・オオバギボウシはもう終わり、ヨツバヒヨドリも終わりかけ、オトコエシが花盛り、です。早くもノコンギクが咲き始めました。
花の移り変わり

窓の下の大きなマユミを剪定してもらったら、今まで見えなかった庭や周囲の花が見えるようになりました。ここにメタカラコウが咲いているのを初めて知りました。陽当たりが良くなり、植生も変わりそうです。
メタカラコウ

昨年初めて見つけた、下の庭のクロイチゴ。今沢山の実をつけています。
クロイチゴ
黒くなったものはとても美味しいです。
ただ、これを採りに行くためにはモミジイチゴやノイバラの棘に引っ掛かかったり、スズメバチやアブの攻撃をかわしたり、大変です。この写真のピントが合っていないのも、スズメバチが周りを飛び回っていたからです。ネットを被っていても怖いです。

Dear Friendsの「スズメバチ」、お読みいただけましたか?最後にスズメバチはいないと書きましたけれど、2週間ぐらい前から大発生しています。朝は活動しないということなのに、今朝7時の散歩でも付きまとわれました。
車でも、スズメバチとアブの寄ってくるのをかわして急いで乗り込み、少し走ってから窓を開けて入り込んだアブを外に出します。ゴミステーションもたいていアブが集まってきます。
アブは毒針を持たず、噛んで血を吸うそうです。今日ジーンズの腿にアブが止まっていましたがどうせ噛めないだろうとそのままにしておきました。ところがそのあと痛痒いのに気づき、見たら出血して腫れていました。謎です。
山に虫はつきものとはいえ、こんなに多いのは初めてで本当に困ります。

by pu-

[2023/08/04 19:08] | 未分類
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