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美ヶ原高原の東側に位置する「美しの国」別荘地。豊かな大自然を伝えます。
 久しぶりにごんとうちゃんさんからメールをいただきましたので、ご紹介します。

「この季節に蝶とは」
 2月なのにみぞれ混じりの湿雪のおかげで道路ばかりでなく家の階段もアイスバーンとなり、トンカチで氷を砕くのが日課になっています。また長野県北部は降雪も順調でスキーに忙しく、散歩も野鳥観察もできていないのでブログからは遠のいていました。そんな中突然ですが、今回キアゲハの羽化の観察という全く季節感のない報告をさせていただきます。
 皆さん、蝶の幼虫を育てた経験がお有りでしょうか。夏までの幼虫はすぐ羽化するので簡単ですが、秋の幼虫は蛹で長い冬を越すので、飼育はなかなか難しいようです。案の定、今回捕獲したキアゲハ もこの季節に羽化してしまいました。

 去年の9月中旬に家のミツバに蝶の幼虫を見つけました。キアゲハの幼虫の最終形態です。この標高でキアゲハを見たことがないので、下の畑から持ってきてしまったものと思います。蝶の飼育経験がなかったので育てることにしました。キアゲハの幼虫の食草はセリ科なのでミツバを与えました。すごい食欲です。また、頭を触ると威嚇のためオレンジ色のツノを出し、柑橘系の匂いを放ちます。
幼虫

 木の枝と割り箸で足場を作ると8日後に蛹になりました。
さなぎ

 さて、春までどうしようと色々調べると、冷蔵庫に入れておくものらしいのですがスペースがないので、仕方なく倉庫の片隅に置いておくことにしました。乾燥しないようにコップの水を設置し、毎日観察しました。2月になっても羽化しないので、安心していた9日の朝、突如蝶になっているではありませんか。立春がわかるのでしょうか。当初は麓の畑に放つ予定だったのですが、可哀想ですが、ケージで飼う事にしました。せめてポカリスウェットをちゃんと飲んで天寿を全うしてくれたら、と思います。因みに、この個体はメス のようです。
キアゲハ

by ごんとうちゃん


2014年5月のブログで、キベリタテハの成虫がお団子状態で越冬することを書きました。蝶の羽化する時期は種類によってずいぶん違うようです。このキアゲハの羽化が早かったのは、光が関係しているのでしょうか。
麓でも餌があるとは思えませんから、ポカリスエットで満足してもらうしかないですね。でもこんな美しい蝶を毎日真近で見られるのは、羨ましいです。

by pu-

[2021/02/11 15:30] | 未分類
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