今朝は15℃、暖房をつけました。お盆休みで来荘した方々の中には、半袖の用意しかなく困った方もいらしたのではないでしょうか。
ごんとうちゃんさんがこの夏見つけた昆虫をまとめて下さいましたので、ご紹介します。
「 夏の昆虫 」
今日は迎え盆、美しの国も雨で寒いです。雨後はもう秋ですね。夏が終わる前に、今夏見つけた昆虫類で未紹介のトンボとセミ、またタテハチョウの仲間のサカハチチョウを紹介いたします。
その前に、以前紹介したゼフィルスの輝きについて少し言及させてください。オスの戦いは8月中旬まで続いたようです。さすがに勝敗がついたのか、翅が傷んだ個体が、近くに止まってくれます。おかげで近接撮影ができ、翅の様子が少し解るようになりました。翅の部分を拡大しましたが、縞模様が分かるでしょうか。私のカメラではこれが限界ですが、顕微鏡で見るとこの模様は鱗粉の並びで、一つの鱗粉が平らではなく反り返っており、見る角度により色が変化するとのことです。また一つ一つの鱗粉に光を当てると青緑色に輝くらしいです。

本題です。まず、トンボです。以前、ヒメクロサナエを紹介しましたが、今年、同じサナエトンボの仲間のミヤマサナエとコオニヤンマを見つけました。
ミヤマサナエです。しっぽの先が平たく膨らんでいるのが特徴です。

コオニヤンマです。ヤンマの名が付いていますがサナエトンボの仲間です。サナエとヤンマの違いは眼のつきかたです。サナエは眼が離れていて、ヤンマはくっ付いています。水神池にはヤンマ類も飛んでいますが、私のカメラでは追従できません。興味がある方は是非撮影にチャレンジしてください。

次はセミです。美しの国は1300m以上ですので、山地性のセミが生息しています。春はエゾハルゼミがうるさいですが、夏にジーと鳴いているのは、エゾゼミとコエゾゼミです。エゾゼミは南方系、コエゾゼミは北方系です。見分け方はまず大きさで、エゾゼミの方が大きいです。一番の違いは頭の後ろのWの模様の上の線が繋がっているのがエゾゼミ、隙間が開いているのがコエゾゼミです。
一枚目がエゾゼミ、二枚目がコエゾゼミです。


今年はヒョウモンチョウが少ないですが、その他の蝶はそこそこ飛んでいます。アサギマダラの数も多く、サカハチチョウが仲良くヨツバヒヨドリの蜜を吸っていました。写真では色が出にくいのですが、白の帯部分の黄色味がもう少し強く実に綺麗な蝶です。サカハチは逆八と書きます。今は夏型ですが、春型にはまだ出会っていません。裏側の模様がステンドグラスのようで面白いです。


おまけで、同じヨツバヒヨドリにいたミドリヒョウモンです。今年初めてみました。個体はメスです。これまた、わかりにくいですが太陽光を浴びて、薄ら緑色に輝いています。ミドリヒョウモンそのものです。

それにしても、本当に今年はヒョウモンチョウを見ません。去年報告した種類は全種類今年も確認したのですが、ほとんど一度きりの出会いでした。来年復活してくれるのか心配です。
by ごんとうちゃん
確かに、昨年はヨツバヒヨドリの一輪一輪に止まっていたヒョウモンチョウが、今年はほとんど姿を見せません。アサギマダラも、ヒョウモンチョウに追われることがなく安心しているように見えます。植物同様、年による変化は虫たちにもあるのですね。
by pu-
ごんとうちゃんさんがこの夏見つけた昆虫をまとめて下さいましたので、ご紹介します。
「 夏の昆虫 」
今日は迎え盆、美しの国も雨で寒いです。雨後はもう秋ですね。夏が終わる前に、今夏見つけた昆虫類で未紹介のトンボとセミ、またタテハチョウの仲間のサカハチチョウを紹介いたします。
その前に、以前紹介したゼフィルスの輝きについて少し言及させてください。オスの戦いは8月中旬まで続いたようです。さすがに勝敗がついたのか、翅が傷んだ個体が、近くに止まってくれます。おかげで近接撮影ができ、翅の様子が少し解るようになりました。翅の部分を拡大しましたが、縞模様が分かるでしょうか。私のカメラではこれが限界ですが、顕微鏡で見るとこの模様は鱗粉の並びで、一つの鱗粉が平らではなく反り返っており、見る角度により色が変化するとのことです。また一つ一つの鱗粉に光を当てると青緑色に輝くらしいです。

本題です。まず、トンボです。以前、ヒメクロサナエを紹介しましたが、今年、同じサナエトンボの仲間のミヤマサナエとコオニヤンマを見つけました。
ミヤマサナエです。しっぽの先が平たく膨らんでいるのが特徴です。

コオニヤンマです。ヤンマの名が付いていますがサナエトンボの仲間です。サナエとヤンマの違いは眼のつきかたです。サナエは眼が離れていて、ヤンマはくっ付いています。水神池にはヤンマ類も飛んでいますが、私のカメラでは追従できません。興味がある方は是非撮影にチャレンジしてください。

次はセミです。美しの国は1300m以上ですので、山地性のセミが生息しています。春はエゾハルゼミがうるさいですが、夏にジーと鳴いているのは、エゾゼミとコエゾゼミです。エゾゼミは南方系、コエゾゼミは北方系です。見分け方はまず大きさで、エゾゼミの方が大きいです。一番の違いは頭の後ろのWの模様の上の線が繋がっているのがエゾゼミ、隙間が開いているのがコエゾゼミです。
一枚目がエゾゼミ、二枚目がコエゾゼミです。


今年はヒョウモンチョウが少ないですが、その他の蝶はそこそこ飛んでいます。アサギマダラの数も多く、サカハチチョウが仲良くヨツバヒヨドリの蜜を吸っていました。写真では色が出にくいのですが、白の帯部分の黄色味がもう少し強く実に綺麗な蝶です。サカハチは逆八と書きます。今は夏型ですが、春型にはまだ出会っていません。裏側の模様がステンドグラスのようで面白いです。


おまけで、同じヨツバヒヨドリにいたミドリヒョウモンです。今年初めてみました。個体はメスです。これまた、わかりにくいですが太陽光を浴びて、薄ら緑色に輝いています。ミドリヒョウモンそのものです。

それにしても、本当に今年はヒョウモンチョウを見ません。去年報告した種類は全種類今年も確認したのですが、ほとんど一度きりの出会いでした。来年復活してくれるのか心配です。
by ごんとうちゃん
確かに、昨年はヨツバヒヨドリの一輪一輪に止まっていたヒョウモンチョウが、今年はほとんど姿を見せません。アサギマダラも、ヒョウモンチョウに追われることがなく安心しているように見えます。植物同様、年による変化は虫たちにもあるのですね。
by pu-
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