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美ヶ原高原の東側に位置する「美しの国」別荘地。豊かな大自然を伝えます。
今年は、例年なら8月後半に咲く花々が咲き始めています。以下ごんとうちゃんさんのレポートにあるツリフネソウも、少し早めの開花です。


「 ツリフネソウとトンボ3種 」

 暑くて植物たちが萎れています、一雨欲しいです。さて、美しの国の植物で長年興味深く思っているものの一つにツリフネソウ(ツリフネソウ科)があります。ご存知のように、本種には赤いツリフネソウと黄色いキツリフネがありますが、違いについて述べます。

 まず、ツリフネソウです。特徴は花の尻尾の部分、距、が渦巻き状になっています。
ツリフネソウ

 キツリフネです。距が垂れ下がっていますが、巻いていません。
キツリフネ

 さらに両者は葉の形状が違います。一緒に生えているのを掲載しました。右側の先細く、細かい鋸歯がたくさんあるのがツリフネソウで、左側の比較的に丸く、小判型で鋸歯が大きく、少ないのがキツリフネです。この違いで開花していなくても、判別できると思います。
ツリフネソウとキツリフネの葉

 ツリフネソウで忘れてならないのが、種の飛ばし方です。数年前に何も知らず種をいただこうとして初めて触った瞬間、実が爆発しました。ホウセンカの実も弾けますが、ツリフネソウ科の特徴のようです。下の写真は、数年前にびっくりした時に撮ったものです。弾ける前と後の様子がわかるでしょうか。
 因みに、キツリフネの実の写真はありませんが、同じく爆発します。
ツリフネソウ種爆発前

ツリフネソウ種爆発後

 次に、直近に出会ったトンボ3種紹介いたします。

 まず、以前紹介したタカネトンボのオスです。撮影に苦労した話をしましたが、我が家の庭に現れて、一瞬止まってくれました。普段は水辺で縄張りを守っていますが、時々食餌のために林の中を飛ぶそうです。後ろ姿ですが、かなり毛むくじゃらだという事がわかります。
タカネトンボ雄

 次は、シオカラトンボのメスです。去年初めて、オスを見かけましたが、なぜか今年はメスによく出会います。別名ムギワラトンボです。
シオカラトンボ雌

 最後はオナガサナエのオスです。尻尾の膨らみが長い事が由来です。枯れたフシグロセンノウの花に止まっていましたが、近づいても逃げず、接写できる距離でもびくともしません。最後は尻尾を触っても翅に触っても微動だにしません。この種のオスは鈍感というか堂々としているらしいです。アキアカネよりも用心無さ過ぎです。
オナガサナエ雄

オナガサナエ雄2

 以上ですが、植物の種をまく方法が様々で面白いです。今回紹介した、ツリフネソウ科以外にも、ムラサキケマンやコンロンソウの実が爆発的に弾けます。見つけたら一度握りしめてください、きっと驚きます。

by ごんとうちゃん


トンボは全然見分けられませんが、いろいろな種類が飛びまわっているのは何となく分かります。見分けられたら楽しそうですね。
13日に予定していた自然観察会は中止になりました。長野県全県に医療非常事態宣言が発出され、それに伴い感染警戒レベルが6に引き上げられたことによります。お申し込みを頂いた方々や予定されていた方々には、申し訳ありません。
by pu-
   

[2022/08/11 17:16] | 未分類
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