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美ヶ原高原の東側に位置する「美しの国」別荘地。豊かな大自然を伝えます。
昨日・今日と、陽の出る時間は少ないものの涼しくて散歩も快適です。スズメバチとブユも一段落したのか寄ってこなくなりました。もしかしたら、各種虫除けスプレーを止めてハッカ油をべたべたつけるようになったのが効いているのかもしれません。
さて、ごんとうちゃんさんのレポートをご紹介します。

「 少々珍しい花と蝶 」

 本日8月8日です。台風によるフェーン現象でしょうか。昼間は暑くて、夕方は夕立で、午前だけの散歩です。しかも観察のため、ゆっくり歩きなので、運動にはなりません。そんな散策ですが、ちょっと珍しいものを見つけましたので紹介します。

 まず、白いカワラナデシコです。水神池下の水路斜面です。ピンクの花に囲まれていると、非常に目立ちます。アルビノについてはニガナやホタルブクロが紹介されていますが、カワラナデシコは初めて見ました。
白いカワラナデシコ

 次からは、蝶です。スミナガシ( タテハチョウ)です。水神池の下で白黒模様の蝶が低空で飛んでいました。ヤマブドウの葉にとまったり、地面に降り立ったり、忙しそうでしたが、意外と人を警戒せず、じっくり撮影させてくれました。翅の表は、緑色がキレイです。墨を流した、より、緑の絵具を流した、ようです。またよく見ると、ストローの口だけ赤いです。
 ただ、スミナガシの幼虫の食草はアワブキという樹木の葉ですが、美しの国では見つけておらず、どこで孵化した個体なのか、が不思議です。アワブキ探しも課題となりました。
スミナガシ

スミナガシ2

 次は茂沢林道入口付近で見つけたゴイシシジミ(シジミチョウ)です。普通のヤマトシジミの飛び方よりゆったりしていて、観ていると、ササの葉にとまりました。翅は開いてくれませんが、名前の通り、碁石を並べたような模様です。
ゴイシシジミ
 
 さらに、飛び立つと、ササの裏側にとまりました。少々気持ち悪いですが、とまった裏側にはびっしりとアブラムシがいます。葉の上には蟻がいます。
 ここからは調べた情報です。ゴイシシジミは、あえてアブラムシがいるササの裏側に産卵します。幼虫はこのアブラムシを食べて成長します。ゴイシシジミの幼虫はすべての蝶の中で、唯一、完全肉食です。また、成虫もアブラムシが分泌する蜜を吸って生きています。蟻はこの行動は邪魔しないようです。写真の個体はストロー状の口を伸ばしていますので、産卵ではなく、蜜を吸っている、と思われます。

ゴイシシジミ2

 さて、上の写真でササの茎にトゲがある何かが写っています。
一見すると虫のようですが、肩毛(けんもう)と呼ばれる、葉の付け根に現れる葉の一部です。ここでさらなる疑問です。美しの国に生えているササの種類は何なのか。 
 私はササというものは、全部クマザサだとずっと思っていました。クマザサの葉の裏側には毛がないとのことですが、この地のササの葉の裏側にはびっしりと軟毛が密生しています。また、写真のような肩毛があるものとないものが混在しています。シナノザサ(クマイザサ)です。ただ、葉が5枚から7枚が多く、9枚のものはまれです。

by ごんとうちゃん


アワブキ、私も道沿いでは見たことがないと思いますが、林の中にはあるのでしょうね。
それにしても蝶から食草に行ったり笹に行ったり、ごんとうちゃんさんの好奇心は限りなく広がっていくようです。

12日の自然観察会、ごんとうちゃんさんが講師を務めて下さいます。この調子で興味深いお話が聞けることでしょう。
多くの方にご参加いただければと思います。
by pu-

[2023/08/08 18:12] | 未分類
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