今日、上田市街は35℃でした。できるだけ暑さから逃れようと山を下りるのは最小限にしているので、どうしてもあちこちに寄ることになります。それでも早く帰りたくて、細々とした用事はまた次回にということになります。一目散に帰った山は23℃でした。
ごんとうちゃんさんのレポートをご紹介します。
「 道端の小さな草 」
本日、8月24日です。まだまだ暑いですが、植物は確実に秋に近づき、次々と咲いてきました。また、早くも白樺が落葉し始めました。
道端のコケオトギリも沢山花をつけていますが、付近に生えている小さい草が長年気になっていました。今回調べた結果をまとめました。
最初は、ヤハズソウ(マメ科)です。紅葉してきたコケオトギリ の右側の3出複葉のものです。下の写真が花です。マメ科の花の形です。


次は、コニシキソウ(トウザイグサ科)です。コケオトギリの右側に広がっています。北米からの外来種です。牧野博士が名付けました。葉は対生、葉の中央に茶色の斑が現れます。地面を這う雑草そのものです。花が葉腋にありますが地味すぎて、拡大していません。

次は、ヒメミカンソウ(コミカンソウ科)です。コケオトギリの上下に生えています。葉は互生、花は極小さくて見えませんが、蜜柑の名前のような蒴果ができています(下の写真)。


ここで、最初に戻って、ヤハズソウについてもう少し詳しく説明します。和名を矢筈草と書きます。矢筈とは弓矢で弦に矢をつがえる時の矢の凹み、転じて、掛け軸の紐を引っ掛ける道具のことをいいます。
写真は、葉を引きちぎったところですが、葉脈に沿ったちぎれ方がVの字状で、矢筈の切れ込みに似ていることが由来です。

ついでに、矢筈の名を持ったヤハズエンドウ(一般名はカラスノエンドウ マメ科)も紹介します。花の季節は春で写真は6月初旬のものです。花の真横の葉の先端が凹んでいるのがわかると思います。

以上です。いわゆる雑草でも、ちゃんと名前がありますが、同定するのが難しいです。今回は試しにグーグルレンズを使いました。ある程度目星をつけるにはすごく有用です。
by ごんとうちゃん
昔の自然観察会で、同じようにヤハズソウの葉をちぎって名前を教えていただいたのを思い出しました。もうすっかり忘れていましたが、一生懸命に植物のことを知ろうとしていたあの頃が懐かしくなりました。
by pu-
ごんとうちゃんさんのレポートをご紹介します。
「 道端の小さな草 」
本日、8月24日です。まだまだ暑いですが、植物は確実に秋に近づき、次々と咲いてきました。また、早くも白樺が落葉し始めました。
道端のコケオトギリも沢山花をつけていますが、付近に生えている小さい草が長年気になっていました。今回調べた結果をまとめました。
最初は、ヤハズソウ(マメ科)です。紅葉してきたコケオトギリ の右側の3出複葉のものです。下の写真が花です。マメ科の花の形です。


次は、コニシキソウ(トウザイグサ科)です。コケオトギリの右側に広がっています。北米からの外来種です。牧野博士が名付けました。葉は対生、葉の中央に茶色の斑が現れます。地面を這う雑草そのものです。花が葉腋にありますが地味すぎて、拡大していません。

次は、ヒメミカンソウ(コミカンソウ科)です。コケオトギリの上下に生えています。葉は互生、花は極小さくて見えませんが、蜜柑の名前のような蒴果ができています(下の写真)。


ここで、最初に戻って、ヤハズソウについてもう少し詳しく説明します。和名を矢筈草と書きます。矢筈とは弓矢で弦に矢をつがえる時の矢の凹み、転じて、掛け軸の紐を引っ掛ける道具のことをいいます。
写真は、葉を引きちぎったところですが、葉脈に沿ったちぎれ方がVの字状で、矢筈の切れ込みに似ていることが由来です。

ついでに、矢筈の名を持ったヤハズエンドウ(一般名はカラスノエンドウ マメ科)も紹介します。花の季節は春で写真は6月初旬のものです。花の真横の葉の先端が凹んでいるのがわかると思います。

以上です。いわゆる雑草でも、ちゃんと名前がありますが、同定するのが難しいです。今回は試しにグーグルレンズを使いました。ある程度目星をつけるにはすごく有用です。
by ごんとうちゃん
昔の自然観察会で、同じようにヤハズソウの葉をちぎって名前を教えていただいたのを思い出しました。もうすっかり忘れていましたが、一生懸命に植物のことを知ろうとしていたあの頃が懐かしくなりました。
by pu-
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