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美ヶ原高原の東側に位置する「美しの国」別荘地。豊かな大自然を伝えます。
 今朝の外気温14℃、一気に寒くなり暖房をつけました。窓を開けておく必要がなく虫もいなくなり、そろそろ必要がなくなった網戸を片付けようと思っています。
さて、ごんとうちゃんさんのレポートをご紹介します。


「 地味ですが 」

 本日9月8日です。ようやく雨が降り、ほっとしました。台風、大雨は御免ですが、適度には降ってほしいです。
 今回もまた地味ですが、新しいものを見つけましたので紹介します。
 まず、4街区で見つけたハナヒリノキ(ツツジ科)です。高さ50cmくらいの低木です。花の時期は終わっていて実がついていましたが、この実といい葉の模様といい、毒々しい感じがしますが、やはり毒木だそうです。はなひり、とは、くしゃみのことで、葉の粉で引き起こすとの事。お気をつけください。 
ハナヒリノキ

 次は、パターゴルフ場の下斜面やグラウンドの周りに生えているオオチドメ(ウコギ科)です。チドメグサ(止血作用がある)の仲間です。多分、毎年見ていたはずですが、てっきりゼニゴケと思って、無視してきましたが、調べてみることにしました。コケではなく、立派な双子葉植物です。葉は大きなもので幅3cmで、花序が葉の上に突き出てきます。拡大した花はウコギ科の花そのものです。
オオチドメ

オオチドメ花

 野草観察において、手をつけたくないものに、イネ科があります。単子葉植物において一大勢力ですが、同定が難しい事がわかっています。そんな中、わかりやすいものだけ2つ紹介します。まずは、秋の七草、尾花ことススキです。ススキなんてですが、花をじっくり観察されたことがあるでしょうか。2枚の写真のように、個体によって雄蕊、雌蕊の色が違います。白や赤紫色のブラシに見えるものが雌蕊です。
ススキ雄花

ススキ雌花

 最後は、同じイネ科で我が家に毎年生えるケチヂミザサです。葉がちぢれています。笹の名がついていますが一年で枯れる多年草です。花の拡大ではススキと同様な雄蕊と雌蕊です。茎や花序に毛が生えています。
ケチヂミザサ

ケチヂミザサ花

 以上です。今回も、かなり地味でしたが、よく見て比較すると、科ごとに共通項があり面白いです。また、毒草や毒木も知らないものがまだまだあることがわかり、植物観察も油断大敵で行きたいと思います。

by ごんとうちゃん


ありがとうございました。オオチドメ、葉が艶々と美しくて花も可愛らしいので、庭のグラウンドカバーに欲しいと思っていました。半日陰の少し湿った所が好きなようですが、我が家には見当たらず残念です。
花がだいぶ少なくなってきましたのでごんとうちゃんさんの眼はこれからどこに向かうのか、楽しみです。
by pu-

[2023/09/08 22:39] | 未分類
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