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美ヶ原高原の東側に位置する「美しの国」別荘地。豊かな大自然を伝えます。
ノコンギクやサラシナショウマ・ゴマナが終わりに近づき、リンドウが咲き始めています。紅葉は例年より遅い印象です。
ごんとうちゃんさんのチャレンジ、ご覧ください。


「 我が家のコケ植物 」

 本日9月29日です。気温の変動が大きく、樹々が少しずつ色づいてきています。特にヤマザクラの葉の紅葉がきれいです。
 さて今回は、その樹々とは違い、植物の進化で、陸上に最初に進出した蘚苔類、いわゆるコケ植物を紹介します。最近、地面の近くのものばかりを観察していますが、陸上植物の最初期にも目を向けることにしました。差し当たって、我が家に生えている分だけでもと思い、まとめてみました。

 以下の6種は狭義の蘚類です。
 ハイゴケ(ハイゴケ科)です。石垣に生えています。葉が粒々のように見えます。
ハイゴケ

 ハイヒバゴケ(ハイゴケ科)です。階段の枕木に張り付いて広がっています。胞子体がたくさん伸びています。同じ仲間のハイゴケとは葉の様子がかなり違います。この種は世界中どこでも見られる一番馴染みのある苔かもしれません。
ハイヒバゴケ

 コツボゴケ(チョウチンゴケ科)です。これも階段に生えて、垂れ下がっています。葉が楕円形で透き通っています。小さい海ぶどうの様です。
コツボゴケ

  シッポゴケ(シッポゴケ科)です。葉が細く長く、ふさふさしています。茎が褐色で、他の種と見分けられます。これも枕木に生えています。
シッポゴケ

 シノブゴケ(シノブゴケ科)です。ハイゴケ に似ていますが、別の科です。複葉が細いです。石垣に生えています。
シノブゴケ

 スナゴケ(ギボウシゴケ科)です。細いスギゴケのようで、色が黄緑です。これも石垣に生えています。小さい胞子体がたくさん出ています。
スナゴケ

 以下の2種は狭義の苔類です。
 ジャゴケ(ジャゴケ科)です。見た通りのゼニゴケの仲間ですが、葉に蛇の鱗の様な模様があります。土の上を覆っています。結構きれいです。
ジャゴケ

 ヒメジャゴケ (ジャゴケ科)です。ジャゴケよりも葉が小さく、先の形状が角張っています。写真ではわかりませんが、蛇の鱗模様があります。
ヒメジャゴケ

 以上です。目立つものだけ集めましたが、それでも8種類確認しました。蘚苔類は日本では地衣類と同じく約1700種あると言われています。別荘中を探せば、そこそこ見つかるものと思います。地衣類同様、同定は難しいです。さも当然のように、名前を付けていますが、実は自信がありません。是非、間違いを御指摘いただきたいと思います。

by ごんとうちゃん


白駒池周辺の散策をした時、苔の美しさと種類の多さに驚きました。そこで買ってきた図鑑を見ては何度も美しの国の苔を同定しようとしましたが、結局諦めたままです。間違いを指摘どころか、チャレンジ精神に脱帽です。
by pu-

[2023/09/30 11:34] | 未分類
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