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美ヶ原高原の東側に位置する「美しの国」別荘地。豊かな大自然を伝えます。
今朝は目覚めてしまうほどの豪雨でした。でも晴れて来ると窓越しにツグミやアトリの大群を眺めることができて、葉が落ちてしまった寂しさも埋められるように感じました。春以来の、ごんとうちゃんさんによる鳥の写真も届きました。


「 去っていく夏鳥とちょっと珍しい昆虫 」

 本日11月6日です。南風で暖かいですが、この風ですっかり木々は葉を落としました。またまた、落ち葉掃除の季節ですが、野鳥観察の季節でもあります。夏鳥が南に渡り始め、冬鳥がやってきます。今年はアトリの群れをよく見ます。時に数百羽です。そんな中、去っていく夏鳥2種を紹介します。

 まずは、去年も紹介した、ルリビタキです。結局今年は成鳥には出会えませんでした。去年は横向きの写真でしたので、今年は前後の姿を紹介します。尾の色が少し濃いのでオスの若鳥だと思います。
ルリビタキ

ルリビタキ (1)

 最近新しい種類に出会えていませんが、やっと一羽見つけたのがエゾムシクイです。ムシクイの仲間には他にセンダイムシクイ 、メボソムシクイがいますが、この個体は嘴の根本が少しピンクがかっています。一見するとウグイス に似ていますが、この時期のウグイスは藪の中にいます。南に渡っていく途中で、高い木の上でチッ、チッ、と地鳴きしていて見つけられました。
エゾムシクイ

 次からは初めて見る昆虫です。苦手な方もおられるでしょうが、ご容赦願います。
 シラキトビナナフシです。家の郵便箱の上に乗っていました。トビナナフシとは、翅が生えているナナフシで、日本には他にニホントビナナフシ、ヤスマツトビナナフシがいます。背中に茶色の線が入っていて特定しましたが、北海道以外は生息地は限られている様です。また、トビナナフシの仲間はメスだけの単為生殖で増えるので、オスは稀で、この個体もメスだと思われます。
シラキトビナナフシ

 次は、アオカナブンです。眺望コースでキラキラ光る破片を見つけました。何かの包紙かな、と思いましたが、どうやら昆虫の死骸の破片の様です。
アオカナブン

 私には判別できないので、昆虫について教えていただける所をネットで調べ、石川県ふれあい昆虫館にメールしました。あっという間に返事が返ってきて、アオカナブン(コガネムシ科)と教えていただきました。そこから、写真を頼りに、三日がかりで、破片を繋ぎ合わせました。光の当たり方で一部青くも見えますが、緑色のメタリックカラーです。宝石の様な綺麗さです。
アオカナブン背側

 矢印の部分は後肢の付け根です。この部分がくっついているのがアオカナブンで、離れているのが普通のカナブンです。組み立てたこの個体は付け根がくっついているのでアオカナブンと同定できます。
アオカナブン腹側
 
 以上です。来年の課題として、ルリビタキの成鳥を見つける事以外に、生きたアオカナブンを見つけることも付け加わりました。昆虫館の先生の話では、標高と広葉樹の条件が合っているとの事ですので、期待大です。

by ごんとうちゃん


ありがとうございました。ルリビタキ、可愛いですね。成長のメスに見えますが、幼鳥なのですか。
アオカナブン、ほぼ完璧に組み立て上がりましたね。3日がかりとはお疲れさまでした。
by pu-

[2023/11/07 22:14] | 未分類
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